開善寺では井戸水を使用している。飯田市の水道がないわけではなく、単に上水道を引いていないだけだ。水質検査だけは毎年行っている。
本年の水質検査の結果が返ってきた。毎年依頼しているが、おおむね良好で毎年「飲用可」となる。
一般細菌始め総てが基準内に収まっている。その中で数値が上昇傾向にあるのは「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」の数値だ。これは都市部より農村部の方が増える傾向にある数値で、このあたりも例外ではない。有機農法だろうが無機(化学肥料を使った)農法であろうが関係なく、窒素分が農業的には適切な量でも自然状態よりは多用状態であることが原因である。
コストが窒素分を与えることが可能になっているので、今のところ防止することはまず不可能。作物にも当然上記の窒素は含まれていて、それがいやならば、窒素分をあまり与えないやせた作物を作らなければならないが、これには消費者がそういった作物で納得する必要がある。
さあ、後幾年飲めることだろうか。
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2008/4/22 〜 |