西原理恵子は絵が上手い あるいは 理系サラリーマンの目

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西原理恵子は絵が上手い あるいは 理系サラリーマンの目

カテゴリ : 
日常
posted by : 
huu 2008-8-15 21:19

むかーし読んだ本の中に、二玄社が出した「どう考えるか」というシリーズがあります。たとえばこんなやつ。二玄社は書道に関わる書籍がメイン(?)でそのほかに車オタクのための本など、「ポリシーはどうなっとるんじゃ」という少し変わった出版社です。私がこの出版社の本を買ったのは、今のところ「どう考えるか」シリーズだけなのですが(いや?なにか書道の作品集を一冊買ったような…、思い出せない)、このシリーズはこの出版社にしてもかなり異色なものだったはずです。

このシリーズ、偉い物理学者の山内恭彦氏が「ぼくは何もわかりません」「なので、専門家に色々聞いてみましょう」という企画で、その道の泰斗にお話を伺うという、おもしろい企画だったのです。

内容は、おおむね忘れました。ところが最近、京都大学理学部地球物理学科卒、同研究科卒のエンジニア、hiraxのwebmasterでもある平林純氏が理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! という本を上梓されました。何しろ「マルクスはロシア人だと思っていました…」というスタンスですので、私が二玄社の「どう考えるか」シリーズを思い出したのも、そうひどい勘違いではないと思います。

購入した>読んだ>感想:おもしろかったです。(これだけか???、感想は)

hirax(ひらっくす)と聞けば、落語の「たいらばやしか ひらりんか いちはじゅうの もーくもく」を思い出しますが、たぶん関係ないと思います。

で、ここまでが前振りなのですが、最近hiraxしりあがり寿の絵の上手さに驚くという文章が掲載されました。

しりあがり寿というと、西原理恵子との「画力対決」が面白かった。西原理恵子も「絵が下手で汚い」を「売り文句」にしつつ、とても上手く絵を描く。しりあがり寿も、西原理恵子と「画力対決」をするくらいなので、実にテキトーに絵を描くような印象が先行するマンガ家であるように思う。

しりあがり寿の原画展に行った。紙の上の隅から隅までが、本当に見事にレイアウトされ、さらに緻密に線が描かれていてびっくりした。プロなのだから上手いのは当たり前としても、それにしても上手すぎる。小さく縮小された雑誌あるいはコミックで見るのと、原画とは本当に大違いだ。しりあがり寿は、実に細かな計算をしながら絵を描いていたことに驚かされた。

西原理恵子には、こんなことがありそれでこんなことあんなことになりみんなから「西原理恵子は絵が下手」ということになっていました。けれどわたしは、「この絵はかなり上手いのではないか」(計算して書かれているのではないのか)と疑っておりました。絵画は描くのも鑑賞するのも苦手なもので、他人に向かって「西原理恵子は絵が上手い」と言っても信用されないこと夥しいものがあったのです。でも、平林氏がこのように言及された以上、これからは誰がなんと云おうとも「西原理恵子は絵が上手い」は事実なのです。

おいおい、外部に権威を求めてどうなのよ、というご意見はごもっともなのですが、「理系サラリーマン・・・」と「西原理恵子は絵が上手い」ということを同時にご紹介したいがための、苦肉の策と…

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