♪赤い花つんで あの人にあげよ♪
赤い花白い花の一節です。ツバキやらバラやら白い花と赤い花が同時に咲いている花は結構ありそうです。ハスも色にバリエーションがあり赤い花も白い花も同時に咲いています。大きさから言って♪あの人の髪にこの花挿してあげよ♪とは行かないと思います。紅白が同種に限らず別の花でも良いわけですが、野菊の墓だと(多分)白の野菊と紫のリンドウになります。挿して貰う髪がない人はどうされるべきなのでしょうか。同じ赤でも「つげ 義春」だと「紅い花」になります。「紅」は「赤」より濃いイメージが私にはあります。
というわけで、赤いハス。例年より遅く、尚且つ一番必要とされている日より一日遅く咲いた花。う〜〜む。
開善寺では7月15日がお施餓鬼です。この辺りでは添え施餓鬼と言って施餓鬼棚とは別に棚を作ります。そこには各々のお位牌(過去帖)を並べ三界萬靈とは別にお参りをします。その棚にも花や蝋燭も供えるわけです。花は周囲から見られるわけなので、四方花(しほうばな)といって正面を作らないように花を生けるのです。(四方花はここで言っているだけかも知れません)
その四方花に例年ハスの花を使ってきました。午前中で終了するので早朝に切り、ポンプで水を入れておけば何とか葉も萎れずに持つわけです(花は意外と長持ち)。ところが今年は花が咲かず、当日になってもツボミのままでした。仕方なくツボミと葉をいける羽目になってしまいました。
ところが施餓鬼の翌日(昨日)になってハスを見ると咲いています。わざと一日遅れで咲いた如くです。なおかつ夕方になってカメラに納めようといってみると、花が閉じていました。ハスの花は午後には閉じてしまうのでした。(忘れていました)
というわけで今日の早朝に撮ったハスの花。
もちろんハスの花には人の思惑など関係なく、今年の事情で昨日になったようです。写っては居ませんが、赤い花も咲き始めました。「本堂の花は全て境内で調達」もなかなか以前通りというわけにはいかなくなるのでしょうか。
先日書いたオオヤマレンゲの大型版、タイサンボクが咲き出しました。少し前から咲いていたらしいのですが、その気になって見上げないと判らない位に咲いた場所は高い位置です。オオヤマレンゲに比べると少しおおざっぱな印象を受けます。ホウノキ・オオヤマレンゲ・タイサンボクは同時に見られるということでしょうか。
先日咲き出したスイレンも数が増えてきました。この池の中にはその他には何も植わっていなくて、カワセミなどから小魚が隠れるにはちょうどいい天井になっているようです。
梅雨の中休みです。晴れ渡り気温も上昇しました。梅雨はいつでも最初と最後によく降り、中抜けになる事が多いような気がしますが、どうなんでしょうか?
本堂に使う花がちょっと無くなりかけました。オオヤマレンゲは切るにはまだかわいそうな気がして切れませんでした。シャクヤクの終わりに近い花で何とか凌ぎました。昨日今日当たりからやっとハナショウブが咲き出し、これでハナショウブ>アジサイ>ハスの花>キキョウ>キク等々、しばらくは何とか花を買わずに済みそうです。
タチアオイも同じ頃に咲き出しました。咲き出したばかりで、一案下の花です。順に上の花が咲きます。タチアオイは確かに花期が6-8月なんでしょうが、イメージとしては真夏の花。かんかん照に似合う花。色も真っ赤ですし。
う〜む。考えてみるとどうも種から育てて花を咲かせる物が異様に少ないですね。球根とか宿根とか元々木の物とか。種をまくような「ずく」がないんでしょうね。ま、青梗菜とか苦瓜とかは種をまくのですが。食い気に勝る物はないのでしょうか?
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2008/4/22 〜 |