フジが藤の花房らしくなって来ました。恐らく例年に無く早いのではないかと思います。
飯田のアメダスによると、最高気温が25.4℃でしたので夏日だったわけです。二三日気温が高くその後は少し低くなるような予報が出ています。ここへ来ての花の早くなったり遅くなったりは気温の影響が大きいですので、最盛期がいつ頃になるかは見当が付きません。
「藤の花房色よく長く
可愛いがろとて酒買うて 飲ませたら…」
では藤を女性に見立てて色恋物の音頭ですが、子規の
「瓶にさす藤の花ぶさみじかければ たたみの上にとどかざりけり」
での藤は病床から見た花瓶に入れた藤という解釈もあるようで、明るくはない未来を暗示しているようです。藤も扱いようで雰囲気はことなるようです。
ともあれ、今年は無事に藤は咲き出しました。
お手軽に携帯電話で撮った画像です。ピントもいまいち合っていないような気がします。
ボタンが咲き始めました。この株は例年一番早く咲き始める株です。例年ですと四月末に咲いていますので、今年は十日ほど早く咲いた事になります。全体ではまだまだツボミですので、どうなることでしょうか。
フジにしろボタンにしろ咲くまでは気掛かりで、「今年は無事に咲くだろうか」と毎年心配しています。「少々難ありながら、今年は咲く」と思える時期を過ぎると急速に関心がなくなる(少なくなる)気がします。
ボタンやシャクナゲは割合コンスタントに咲き安心感があるのですが、フジはその振れが大きいような気がします。で、そのフジですが昨年はほとんど咲きませんでした。(一昨年のマイマイガの影響と言うことになっています)
これではいけないと昨年は徒長枝をせっせと切るという作業を続けました。そのせいかどうか、今年は斑(むら)無く棚全体に花芽が着いています。フジは、今年のフジは咲きます。
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2008/4/22 〜 |