開善寺には小さいながら池があります。素堀のコンクリート製ではない池なので、絶えず新しい水を入れないと(循環式だと)干上がってしまいます。
たまたま今日来山された布教師さんに「ポンプですか?」と問われましたが、そんな電気代は掛けられないのです。井水(いすい)(水路)から水を取り入れています。
以前は取り入れ口によくゴミがつまり、取り除くのに苦労しました。が、苦節数十年、学習効果もあり最近では暗渠排水用のパイプを使い、滅多なことでは止まらないようにしました。
ところがこのごろどうも水量が落ちてきたようです。理由がわからず泥を排除してみたりしましたが、効果がありませんでした。
ふと思いついたことがあって、全てを外しそれぞれのパーツの中を覗いてみたら、びっしりと虫が巣を作っていました。これでは水は流れなかったわけです。取り除いた結果初期の水量を取り戻しました。
この虫は、この辺りでザザムシと呼ぶトビゲラの幼虫です。発電所の水路などで水量を落とす原因となるものです。
今日表の池の底を覗いていると、水温の上がるこの時期はタニシなどが動き回り、泥の上に迷路のような足跡を付けます。その迷路を目で追うとその端には必ずタニシが、ん?いない。
変な木の枝のかけらのようなゴミがありました。ゴミが動いたために付いた後のようです。
などというはずはなく、拾い上げたものが一枚目の画像です。
その木のようなものをはがしてみたのが二枚目の画像です。
む…決して気持ちよくない虫が出てきました。さて、なんの幼虫だ?決してトンボではなさそうですが。
この水中版蓑虫は、このときは判らず、夜になって見たまんまの「幼虫 水中 蓑虫」で検索してみると判りました。
恐らく「トビケラ類」「トビケラ科」のトビゲラらしいです。
結局、パイプを詰まらせたものと親戚筋に当たるわけで、トビゲラづいてしまいました
いままで、砂礫で巣を作るものには出くわしていても、この手合いは初めて気がつきびっくりしてしまいました。
画像がピンぼけで、後日撮り直そうと思います。
撮り直しました(2009/03/21)。
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2008/4/22 〜 |