めっきり寒くなりました。庭の中も錦秋の表現通りになり、赤やら黄色やら賑やかになってきました。雪虫も時折飛び交うようになり、いかにも冬一歩手前のようです。
今年は境内でも楓などの紅葉が美しく、あまり外に出ないのでよく知らなかったのですが、山々も特に赤が綺麗だと聞きました。何でもかんでも「夏の暑さのせいで、今年は…」と言ってしまいがちですが、さて何が理由でこのようにすばらしく紅葉したのでしょうか?
今日も朝から一日中庭掃除です。理屈から言えばすべての木々が葉を落としてから掃くと一度に済みそうなものですが、その量に飲まれてしまいそうなので、少しずつ片付けていきます。殆どの場合この辺りでは(日本中どこでも?)午後になると強めに西風が吹いて、その風が当然ごとく葉を落とし掃いたのか放置しているのか定かでないようになってしまいます。
還暦直前のジジババが庭を掃いているわけで、状況は謡曲高砂のようですが、手にしているものは熊手は良いとして、プラスティックの箕であったり、一輪車であったり、どうかするとエンジン付きのブロアまで使っていて、見た目は専属掃除人にしか見えません。
紅葉を見上げ綺麗と思うと同時に、これも落ちるんだよなー。
7月に咲いていたモクゲンジ(旃檀葉の菩提樹)が実りました。
青かった莢も茶色になり、中には黒い実が一つ入っています。木の実を珠数に使ったそうですが、この写真の実では少し小さいような気がします。例年このまま放置していて、木の下で芽を出し子供の木が生えてきています。取り上げることはしないので、草刈りの際に切られてしまいます。
半野良のリンドウです。竜胆そよと 薄暮に揺れてと飯田娘には歌われていますが、この花は朝しっかりと明るくなってから花を開き、夕方にはまたドリル状に花びらを窄めてしまいます。これを繰り返し花びらを落とさずに終わります。咲いた状態では薄暮を迎えることはないのですが、「飯田娘」はどういう状況だったのでしょうか。
「詩」はイメージだよ、イメージ。なのでしょうか。
昨日、同じ茎の花を撮ってみました。一枚目は朝、二・三枚目のものは10時頃のものです。
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2008/4/22 〜 |