携帯が鳴って出てみると、やたらと綺麗な女性の声。「美しい声」で一瞬椎名誠の「白い手」を思い出した。といっても、誰かが亡くなる話題ではない。
声の主はラジオ局のアナウンサー。電話でも聞き取りやすい発音をなさる。などと感心していると、怪しいことを言い出した。
番組名「○○住職さん」(○○は忘れた)に出て先日のクラフトまつりのことなどをしゃべってほしいとのこと。この手の話は今まで幾度かあって(電話でランダムに出演依頼をしているように思える)、その都度丁寧にお断りしていたのだ。それにクラフトまつりは文字通り場所を提供しているだけで、私は参加者の名前と顔が結びついていない位なのだ。
というわけで、今回も丁寧にご遠慮申し上げた。
信じられないかもしれないが、私は、口下手・口数が少ない・思っていることの万分の一も言語に出来ない・第一思っていることがない・知識がない・人前に出るのが不得手・お酒が飲めない等々の障碍を持つ身なのだ。他人と話すことが即苦痛に感じる特異体質なのだ。
閑話休題。実際は色々思うこともあるけれど、また少しはしゃべりもするけれど、それはやはり聴く人の顔が直接見える状況でしか言えないような気がするんですよ。
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2008/4/22 〜 |