先日の草取りで一日中座り込んでいたせいで、未だに腰というか左の股関節が痛みます。そのくせ左手で重い物を持ってしまいます。
ところで、中学一年の時の担任は英語の西沢先生でした。今考えると50才前後のお年だったのでしょうか、やたらと怖い先生でした。なにしろ「今日は昨日の酒が残ってるから、少し匂うやろ」とか「夕べやくざと喧嘩してな、やっつけたんや」と白い包帯とアザだらけの顔でご出勤とか。いやまあ、そういう時代だったのです。いや特殊な学校ではないです。普通の市立中学でしたが、その先生が少し変わっていたようです。
その西沢先生が、「お前らな、鞄を肩から提げるやろ」「みんな右肩に掛けるやろ、右利きはみんなそうやねん」「わしもそうやけど、そのせいで右肩が上がるというか、体が左に少し傾いとるんや」「そやから時々は左からも掛けてバランスを取らんといかんのや」
素直で右利きだった私は、なるほどと思い、左肩に掛けるようにし、高校に行くようになって手提げ鞄になってからも左手で持つように気をつけたのでした。
恩師のいうことには嘘はありませんでした。見事に右肩が上がることはなくなりました。ありがたいことです。ただ、未だに何か荷物を持つ時は、左手が出るようになってしまい。気のせいか幾らか左肩が上がってしまうようになっています。
基本的には右利きなのです。字は右手で書きます。箸も右手で持ちます。包丁も、野球のバットも右手です。しかし竹刀・ほうき・くさかきなどは左利きのように持っています。そして重い物を持つ時も。
作業の際には竹ぼうきなどの柄が右に来ます。作務衣の結び目も右にあります。よく引っかけ作務衣の結び紐を切ってしまいます。なるほど(和)服の合わせ方は、右利き用になっているようです。私のような(その時だけの)左利きには些か不利な仕様なのです。世の真性左利きの方にも不便なことでしょうし、真性右利きには気がつきようがないことでしょう。
恩師の言葉は有り難かったのですが、少し意味を取り違えたようです。右利きでも左利きでもない中途半端な利き腕に、そのせいで、痛い左足を庇わなければならない時に、よほど注意しないと左手で重い物を持ち、イテテテとなってしまう身の上に。
左傾は防ぐことは出来ましたが、右傾するようでは恩師に申し訳ないと思うこの頃です。右傾と言い左傾と言いそのいずれも良い結果は生まないということでしょうか?ましてや私のように中途半端な利き腕はもっとよくないと。いやいやただの体の話なんですが。
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2008/4/22 〜 |