雨の before after
しばらく晴天が続いていました。ここだけではなかったようで、青いスギゴケのページやら茶褐色のスギゴケのページにアクセスが増えてきてました。コケを管理されている方々が、「オイオイ水撒かなくて大丈夫なのか」と心配されたのではないかと推測しています。
スギゴケは(に限りませんが)乾燥すれば茶褐色になってしまいますが、雨が降ればすぐに緑を回復します。ここのようにコケがあればそれでいいのであれば、ことさら水を撒かなくてもかまわないと思います。ですが、コケは緑でなければならないところでは、水を撒かないわけには行かないのではないかと。
京都の(京都に限りませんが)緑のコケに覆われた庭園が有名なところでは、それなりの手当をしなければならないのでしょうね。わたしはそれを「見栄の水」と思っています。お客様に気持ちよく見ていただくには最低限の水準は保たなければならないでしょうし、恐らく水を撒くことが常態化するとコケもそれを天与の環境として、水があってはじめて定着するようになってしまうのではないかと。
コケが枯れるとそれをはぎ取り、他所で育成していたコケを張り付ける様なことも聞いたことがあります。
そこまでして青く見せたいか!!!と思うわけです。少なくとも禅宗寺院であれば、コケは「掃除で草を取っていたら、なぜか苔が生えました」くらいが適当なのだと。当然茶色にも緑色にもなるわいなと。
と、毎日の水まきなどとても面倒でやっていないことの言い訳のように思われたあなた、それはここしばらく続いている暑さによる勘違いです、多分。
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2008/4/22 〜 |