十月も終わりに近付き、ほぼ連日最低気温が10度を切るようになってきました。そういえば後二週間もすれば立冬ということになります。
そんな晩秋に、初夏に咲くオトメユリが花を咲かせました。
この時期に咲かせるべく苦節うん十年と言うことではなく、昨年この時期に咲いた株が今年も咲いてしまったわけです。一度花期がずれると戻らないのでしょうか。「狂い咲き」なんでしょうが余り良い語感ではないように感じます。で、同義の言葉を探すと「返り咲き」が挙げられていました。う〜〜む、です。
この場合は一つの株がこのようになるのですが、境内を見るとボタンには株ではなく枝がこういう風になるものがあります。ボタンのツボミも用意されているのですが、霜にあって枯れてしまいます。恐らく防寒対策をすると開花すると思われます(寒牡丹??)。ツツジの類にも(ツツジ・シャクナゲ・サツキ)幾輪か咲くことがあります。花の咲く時期がこのようにずれることが幾世代も続くと他の株(例え隣の株でも)との交配が出来ず遺伝的に隔離されていることになり、オトメユリ(秋咲き)などという風に、やがて別種になっていくのでしょうか。
最後の枯れているようなのは、初夏に咲いた真っ当なこの時期のオトメユリです。隋分と姿が違います。
キミガヨランも先日のアスパラガス状態から花柄を伸ばしツボミの形になってきました。咲かす気満々です。良いんですかねぇ、こんな時期に咲いても、当然この株も六月に咲いた株とは交雑出来ないわけです。
植物にこのような性質がある理由はさっぱり分かりませんので、ただただ「咲いた咲いた」と喜んでいるばかりです。
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2008/4/22 〜 |