人たる者、ある程度の緊張感がないといけないのではないでしょうか?家畜化されたとはいえ21世紀に生きるのは大変なことです。豚インフルエンザ(しかしどうして「豚インフル」などと略しますか。どうも下品な言葉に思えるのですが)交通事故等、諸々でお釈迦さまも「四苦」の最初に生を挙げておられるほどです。
ヒトが今のような文明社会に生きていなければ、天災・病気を始めとする厄災にいつ見舞われるか、猶不安で仕方がないでしょう。
下記の画像に写っているのは、全くの野生であります。お昼になったからといって「ご飯ですよ」とは声を掛けてくれるものもいず、夜になってもお風呂が沸いているわけではないでしょう(まあ、野生動物が夜に、「風呂沸いたかーー」と思うかどうかは知りませんが)。
このタヌキからはそういった野生を感じられず、ヒトを舐めきった雰囲気を醸し出していました。文字通りの「ひとさまのテリトリー」を侵しているという自覚がないのでしょうか。タヌキ汁になるかもしれないリスクという物を教えてもらってないようです。
この写真の場所は裏庭ですが、裏といわず表といわず姿を見せるようになりました。しかしねぇ、野生であれば人の気配というものを少しは感じても良いのではないか、と思うのは私だけではないはずです。のんびりと匂いを嗅ぎ廻り緊張感の「き」のじも感じませんでした。なにしろ姿を確認してカメラを取ってきて、それでもうろついていましたので。足音くらい聞けよ、と。
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2008/4/22 〜 |