11月も終わりました、師走の始まりです。気温も最低気温が氷点下の日がありました。
月日の経過は変わらないはずが、彼方の記憶と比較すれば早くなっている気がします。周囲の時間が早く感じられると言うことは、内部の時間が遅くなっていることと同じはずで、逆に時間の中をゆっくりと生きているのだと思うことにしたいものです。
冬を「枯野」などと表現することがありますが、いやいやなかなか生き物はしぶといのです。今こそが花を咲かせる適期、としている者達が沢山います。
ベニマンサクは今が花盛りです。夏の間本体に貯め込んだ栄養を元に、春にかけて実を熟させます。花の色は赤く、本当のマンサクの花が黄色に対し、こちらは赤です。このことから、ベニマンサクは真っ赤に紅葉もするのですが、ベニマンサクの「紅」は花の色から来ているようです。
師走に向かって咲く梅の花も咲いています。この木は「梅の花の精」に出てくる梅、と言うことになっています。古木とは言え幾百年を経た木には見えませんので、後世むりやりそういうことにしたのか、または幾代目かの木なのか判然としません。例年この時期には既に咲いています
ツバキも咲き始めています。ワビスケもツバキですが名前の通りひっそりとした印象があります、ですがこのオトメツバキは清楚ながら華やかな印象のある花です。
♪サザンカ サザンカ 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉だき♪の通り、サザンカはこの季節に咲きます。ここには幾種類かがあってすでに散ってしまったものや今が盛りのものもあります。
冬もなかなか賑やかな季節です。とはいえもう少し暖かいとありがたいのですが。そういえば一日からは多くの修行道場(僧堂)で臘八大接心に入ります。接了(終わる日)が八日でお釈迦さまの成道(お悟りを開かれた)された日に当たります。その因縁で八日間の不臥の期間が設けてあります。ですが、古代印度は、温暖化した地球ではないといえども、こんなに寒い(また暑い)四季のはっきりとした日本のような気候ではなかったと思うのですが…
today | |
yesterday | |
total | |
2008/4/22 〜 |