六月になりました。今日も朝から雨模様です。
スイカズラが咲いています。良い匂いがする蔓(つる)で強健です。冬でも落葉しないことから「忍冬」とも呼ばれているようです。実際は「忍ぶなよ」と言いたいくらいに伸びてきます。アメリカなどでは、葛と共に林などを枯らす勢いで広がっているようです。
ハコネウツギと同様に咲き始めと終盤とで花の色が違ってきて、花を「金銀花」といって生薬とされるようです。
作家の野坂昭如の著作に「骨餓身峠死人葛」(ほねがみとうげ ほとけかずら)というのがありまして、それに出てくる「死人葛」(ほとけかずら)というのが、やはり白い花を咲かせることになってい、実際の花の少し沈むくらいの甘い香りが、凄惨な物語に耽美的な雰囲気を醸し出していたのを思い出し、そのせいで「かずら」という音には「少しの気味悪さ」を感じるようになっています。
ハマナスの花もまた良い香りがします。主に海岸に咲くようですがここでも知っている限り40年ほどは枯れずにいて、あまつさえ横に伸びた根っこからは、新しい芽を次から次へと出してきて、その勢力を伸ばそうとしてしています。
バラの親戚で、茎や枝には恐ろしく鋭利な & 丈夫な棘を持っています。下手に増えるとその処理には難儀しそうです。
五月も最終日になりました。地震や原子炉の影響はまだまだ収まらないわけですが、被災地でも三月の寒さからみると幾らかは凌ぎやすくなったのでしょうか?何とか梅雨が終わるまでには、とりあえずの住居が確保されることを願ってなりません。
ヤマボウシはハナミズキの親戚ですが、こちらの方が大人しい風です。境内にはこの株しかありませんが、周辺の山には自生しているのを見ることがあります。
コウホネはハスと同様に水の中だけで生育しています。どこもかしこも黄色の花を咲かせます。花びらも雌しべも雄しべも真っ黄色。池の中では放っておくとやたらと増え、適度に減らさないと池一杯になってしまいます。
ハコネウツギはツボミや開きだしの時は白く、赤くなって花が終わります。酒を山ほど飲み、酔っ払って寝てしまうようにも見えます。
今朝は雨があがっていましたが、ここでは昨日一昨日と結構雨が降りました。4-5mある石垣からは、上段の畑などに浸みた水が噴きだしているほどです。(大丈夫でしょうか、この石垣)屋根の下に居なければ、ずぶ濡れになったことでしょう。
ところで、同居している老嬢、ええ、ネコのタマなんですがここ一週間ほど帰ってきませんでした。他のネコと争いになったらしく、耳を少し怪我をしていましたが寝込むわけでもなく普通に生活していたのです。それが「ふっ」と姿を見せなくなってしまいました。
ネコは寿命を知るとどこかへ出かけて孤高の死を迎えるとか、色々な話を聞いたことがありますので、ひょっとするともう帰ってこないのかもと覚悟をしていました。
それがつい先ほど、至っていつものような顔をしてニャーと言いながら台所へ入ってきて、いつもの食事場所で晩ご飯を請求していました。「私の食事はまだ?」
そんなもん、一週間も留守にする者の食事なんぞ置いておくわけがありません。
食事(餌)は出したのですが、見ると体に濡れた痕がありません。一週間にしてはそれほどお腹が空いているようでもなく、献立に文句を言っています。
怪しいです。非常にあやしいです。ひょっとして二軒以上の家を渡り歩いているのではないでしょうか。二つ以上の名前を持っているのではないでしょうか?イヌは人に付く、ネコは家に付くなどと聞いたことがありますが、タマを見ているとそうでも無いような気がしてきました。
飼ってやってるようで、いいようにあしらわれているのは、こちらかも知れないです。ネコは七回生き返るとも言いますし。
ある研修会。後日談。
行って来ました研修会。デスクトップをすっきりさせるため新しいアカウントを作り、マルチディスプレイを設定し、キーボード & ディスプレイ部分などを掃除し、見た目新品ほどに綺麗にして万全を期したのでした。会場到着後、プロジェクタに接続、表示できることを確認。Oooを立ち上げプロジェクタに表示されることを確認。スクリーンの位置・プロジェクタの位置と角度を再設定。
あとはファイルだ!
講師到着。「はいこれです」と手渡されたのは、DVDに記録されたビデオ。制作:某省・ナレーション:渡辺篤史の正規もん。
マルチディスプレイもなにも、そこにあったDVDプレーヤーで十分再生可能な代物でした。結線と言いますか、単にコードを接続して準備終わり。
結局研修会でのお仕事は「指一本でぷちっ」でした。
今日の教訓:伝言ゲームでは雑音は無視できない。噂を信じちゃいけないよ でした。
today | |
yesterday | |
total | |
2008/4/22 〜 |