毎日暑い日が続いています。一時期良く降った夕立もピタッと降らなくなってしまいました。愚痴ではありませんが、なにもお盆に降ら…グチグチグチ…
とはいえ、今の日本では飲料水の不足で人が亡くなることはほとんど無いと言えるでしょう。人は、水を貯めうまく配水する手段を作り上げてきましたし、その地が水不足になれば移動することも可能です。ところが植物はそう云うことが出来なく、なんとか渇水期をやり過ごす手段を持った物だけが今の植物たちです。あるものは葉から蒸散する水を極力少なくする。本体に山ほど貯水する。根をやたらと深いところまで伸ばす。等々です。
コケは貯水する体が無く、葉には気孔も無く、根も無く(あっても水分は吸収しない)それでも乾燥状態をやり過ごしています。
コケは仮死状態になり、生命活動をほぼ止めることで乾燥状態をやり過ごす手段を持っています。この画像は先日の青いコケと同じ場所を撮影した物です。見違えるほどの茶褐色です。普通の植物であれば枯死したか落葉寸前のようで、この季節にこの色になったのであれば間違いなく枯死の状態です。強健な道端の雑草と言えども例外では無いと思われます。しかしコケは一度雨が降ると十数分で緑を回復してきます。
最後の画像は、今日同じ時刻に撮った、一日中日陰になるところに生えているスギゴケです。こういう例を見ると、スギゴケなどの明るさに対する適応範囲は恐ろしく広いと思われます。
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2008/4/22 〜 |