開善寺では井戸水を使用している。飯田市の水道がないわけではなく、単に上水道を引いていないだけだ。水質検査だけは毎年行っている。
本年の水質検査の結果が返ってきた。毎年依頼しているが、おおむね良好で毎年「飲用可」となる。
一般細菌始め総てが基準内に収まっている。その中で数値が上昇傾向にあるのは「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」の数値だ。これは都市部より農村部の方が増える傾向にある数値で、このあたりも例外ではない。有機農法だろうが無機(化学肥料を使った)農法であろうが関係なく、窒素分が農業的には適切な量でも自然状態よりは多用状態であることが原因である。
コストが窒素分を与えることが可能になっているので、今のところ防止することはまず不可能。作物にも当然上記の窒素は含まれていて、それがいやならば、窒素分をあまり与えないやせた作物を作らなければならないが、これには消費者がそういった作物で納得する必要がある。
さあ、後幾年飲めることだろうか。
例年通りウメが開きました。この木は梅の花の精に載せてある木ですが、この木が戦国時代から生き残っているとは思えません。
古木ですが根元には先代だと思われる株の後があって、子孫なのかもしれません。とにかく早く咲き出し春まで咲き続ける花です
「梅は咲いたか♪」ですが、当然「桜はまだ」です。
先日車のタイヤ交換をした。この辺りは雪はほとんど降らない。降らないが降った時にはノーマルタイヤでの運転は命がけになる。少しでも安全側に振っておきたい。
地上ばかりに雪が降るわけではなく、海の中にも雪が降る。しかも一年中。マリンスノーだ。
マリンスノー(英: Marine snow)は、肉眼で観察可能な海中懸濁物のことである。海中の様子を 撮影した映像写真等で雪のように見える白い粒子がマリンスノーである。
マリンスノーは海中を沈んでいき、やがて海底に降り注ぎ堆積する。地上に降る雪とは異なり、マリンスノーは様々な形、大きさをしたものが同時に存在する。球状、彗星状、糸状、平板状など様々な形をしたものがあって、大きいものは10cmを超すものもある。これらのマリンスノーは世界中の海洋で見ることができる。
海上の波にも影響されない深さでは、ただただ静かに降り続くイメージがあって、地上に降る雪よりも、なお静謐だ。
これらは、地上で出来た有機物を餌に育ったプランクトンたちの、後の姿。地球の炭素循環のとりあえずの終端。これらが地上に戻るのは相当の時間を必要とする
ところで、地上で樹木を育てても数百年の内には分解され、中の炭素はCO2になるので、長期的にはCO2の減少には結びつかないという意見がある。
確かにCO2の減少だけで人の営為を規定しようとするのは、大間違いであるとしても、「ん〜〜」と思ってしまう。
マリンスノーの定量的な数値は全く知らないので、「CO2をこんなに取り込めるではないか」と言えないことがつらい。しかし地上由来の有機物が海底に降り注いでいることも事実だ。メタンハイドレートの内、生物生成メタンの材料にもなっている。これも(半)固定化された炭素だろう。また、森林がCO2を放出するのはなだらかなはずなので、大きなバッファ(緩衝装置)としても働いているはずだ。
というわけで、「緑を守る(育てる)ことはCO2吸収に対しては中立的」というのには賛成できない。(期待しすぎもいかんのだろうが)
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2008/4/22 〜 |