ちょうど半年前に咲いたオトメユリ(ヒメサユリ)がまた咲いてしまいました。数日前まで気がつかず、「種子の入った莢なんだな」という印象でしたので、ツボミが色つき出した時にやっと気がついたのでした。そういえば春に咲いたユリは全て茎は枯れて茶色をしています。もっと早くに気がつくべきでした、迂闊なことです。既に一度だけですが霜にあってしまい、幾枚かの葉は凍傷で傷ついているようです。
慌てて段ボールなどで覆いを作り霜には遭わずに済むようにしました。しかし、よほどしっかりした防寒対策をしない限り、種を結ぶことは出来ないような気がします。
どういう理由で二度目の開花をしているのか判りません。ですがユリもプロの世界では周年栽培が可能なようで、ユリの花は一年中販売されています。何かの手段があるのでしょうがこのユリに対しては何もって行っていません。周辺の同種のユリは何も起こっていませんので、ここに限っては「たまたまこうなった」ということです。
先日咲いていたツルリンドウに赤い実が出来ました。面白い付き方をします。こうなるのに一月半掛かっています。
宿根草なので毎年同じ場所に出てくるのですが、勿論種でも増えてまだ花は着きませんが多分ツルリンドウだと思われるものが増えてきています。この実が自ら種を散らすとは考えにくいので、鳥か何かが食べて広げているのだろうと思えます。
ツルリンドウは普通のリンドウと姿形が違うので、近縁の種ではないものを称しているだけかと思っていたら、歴としたリンドウ科ツルリンドウ属になっていました。サクラがバラ科といってもあれほど違うわけですのでこの位ははっきりとリンドウです。
普通のリンドウよりは早く咲くようで、気がついたら赤い実になっていたことがしばしばです。
支柱にしているのは異型鉄筋の一番細いもの(D10 最外径11mm)に水色のペンキを施したものです。その支柱と比較すると花のおおよその大きさが判ります。
小さく可愛い花なのですが、同じく小さな可愛い紅い花にマルバルコウ(丸葉縷紅)があります。ヒルガオ科・サツマイモ属の出身ですが、ヒルガオ一族にもかかわらず私は紅いアサガオと呼んでいました。これが花は可愛いのですが増えること増えること、雑草の如くというよりも雑草そのものです。もし、ツルリンドウがマルバルコウほど強健で増えるものであれば、恐らく嫌われていると思われます。どんなにきれいな花でもほどほどに、出来れば少し育てにくいものに人気が出るようです。
まぁ花は(植物は)「そんなこと知りませんがな」でしょうが。
水中の苔です。ウキゴケとわりあいヒネリのない名前で、水槽関係ではリシアと呼ばれているようです。以前にも撮影したのですが、日時を今確かめると2012/09/16に撮影しています。昨年池の底の泥上げを行い、なくなったかな?と思っていましたが、どこかに残っていたようです。この時期に目立つのかも知れないです。
この池は二つの小さい部分に分かれていて、その間はパイプでつながっています。この苔を入れたわけではないので恐らく入れている水の上流から流れてきたと思われるのですが、池の最初の所にはないのが不思議です。
水槽での育て方を見ると明るさやその他色々あるようですが、ここではスギやヒノキの木陰で一日中薄暗いような所で育っています。藻類でもないのによく生きているなあと思います。
画像には何やら怪しげな白いものが写っています、「実は非業の死を遂げた者達の霊が漂って…」というわけではなく、単に空が写り込んだだけです。為念
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2008/4/22 〜 |