子供の頃、海の傍にある従兄弟の家(明石市)に行くと満ち潮で雨の日など、台所にカニが流しから出る残飯を食べに上がってきて、ガシャガシャと音を立てていました。今ではその海岸もすべてコンクリートの防波堤になってしまいました。また下水道が完備され、たぶんカニが上がってくることも無くなってしまったと思います。
この辺りは(飯田市基準でも田舎)サワガニを普通に見ることのできる程度には、水が綺麗です。今日は朝から雨がしとしとと降っていて、湿度も高いです。wikipedia によると雨の日には道路などでも見かける、そうで、実際雨の日でもなくとも湿度の高い日など庭の中を歩いています。
というわけで、今朝廊下掃除をしていたときに、近視で乱視で老眼の目には「ん?大きめの蜘蛛か?」と見間違えたサワガニです。普段出入りしているモルタルの土間の所では、時々タマちゃん(猫)やモモちゃん(犬)の犠牲になったカニは見ましたが、本堂の玄関を上がったものはこれが初見です。水の流れているところからは 10m 以上、高さにして 1m は歩いてきたわけです。目的は判りません。
画像の垂直方向は、画面の上が上方向です。壁板をよじ登っているわけです。「こっち見んなっ!」と言ってそうです。夕方に同じ所を見たら、さすがにいなくなっていました。
というわけでの浅間山行きでした。教区の行事をほっぽり出した割には佛天のご加護のおかげで天候に恵まれ、雄大な山の中に身を委ねたわけで、落葉松など見事な紅葉に包まれた一日でした。その割には心は雄大にならず、息は上がり汗だくだくになってしまいました。
たまたまガスが切れた浅間山と、雲海の果てに覗いた八が岳連峰と。その他の画像はとりあえず未加工のまま外付けのハードディスクに放り込みましたのでそちらを参照して下さい。
例によって疲れました。
帰山してから飯田市の教委から連絡があり、開山様の木像が長野県の文化財(県宝)に指定されたとの知らせがありました。
明日明後日と小諸市の天気予報は「暑くも寒くもなくちょうどいい陽気。秋を満喫できる一週間です。」となっています。但し最低気温は 10度を下回る予報ですので、防寒の支度もお忘れ無く。 > 関係者の皆様。
一番偉い人は病欠。今日も山形で、無事に発見されたものの、一時行方不明になった、高齢登山者のことがニュースになっていました。私辺りが一番若い高齢者グループとて、不安を抱きつつ明日出発します。
半野良のリンドウです。竜胆そよと 薄暮に揺れてと飯田娘には歌われていますが、この花は朝しっかりと明るくなってから花を開き、夕方にはまたドリル状に花びらを窄めてしまいます。これを繰り返し花びらを落とさずに終わります。咲いた状態では薄暮を迎えることはないのですが、「飯田娘」はどういう状況だったのでしょうか。
「詩」はイメージだよ、イメージ。なのでしょうか。
昨日、同じ茎の花を撮ってみました。一枚目は朝、二・三枚目のものは10時頃のものです。
当地方では獅子舞が盛んです。2010/10/30-31に13th 全国獅子舞フェスティバルが開催されます。このフェスティバルに伴い飯田市美術博物館では全国獅子舞フェスティバル開催記念特別展が開催されます。(2010/10/16-11/23)
ここにある涅槃図にも獅子が描かれていてその縁で出品されました。その際に学芸員さんのお話を伺うことができました。獅子舞の獅子または絵に描かれた獅子に、赤色と青色の二種類があると言うこと。東アジアはもちろんヨーロッパにも、ライオンがかつては生息していたこと。シンガポールは意味が獅子港(発音もこれから来ている)であること。マーライオンはシンガポールの象徴として当然であること、などなど。
また古代印度にもライオンは生息していて、釈迦とライオンとの関わりなども「想像上の動物」または「異国の動物」としてではなく、「その時代に生息していた」または「かつて生息していて集団の中の記憶に残っている」動物として登場しているとか。「麒麟や龍とはちゃうぞ!」です。涅槃図に獅子が登場しても不思議はないわけですね。
こういったお話を2010/11/3 1:30PM から学芸員の織田さんから伺えるはずです。直接生活には役立ちませんが、知ると面白いトリビアがいっぱいです。
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